当センターの循環器内科 鈴木医師の論文がAtherosclerosis誌に掲載されました。
HIV患者と非HIV患者における冠動脈カルシウム(CAC; Coronary artery calcium)と全死因死亡率に関する研究で、HIV感染者と非感染者の両方において、CACの存在および程度が全死因死亡率と正の相関関係にあることが明らかになりました。
この研究は米国の多施設AIDS共同研究(Multicenter AIDS Cohort Study – MACS)のデータに基づいています。心血管疾患のリスク評価と管理は、抗レトロウイルス療法の進歩により寿命が延びたHIV患者にとって、ますます重要となります。
CAC測定は、HIV感染者を含む患者の予後を評価する上で有用なツールであり、医療提供者がより的確な治療戦略を立てる手助けとなる可能性があります。
本研究の詳細情報は下記、Atherosclerosis誌のウェブサイトでご覧いただけます。
https://www.atherosclerosis-journal.com/article/S0021-9150(25)00079-6/abstract
https://www.atherosclerosis-journal.com/article/S0021-9150(25)00079-6/abstract