慢性心不全看護外来のご案内
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慢性心不全看護外来では、当院で心不全入院し退院された方、循環器内科外来ご通院中の方を対象に、心不全が悪化して入院することを予防するため看護師によるフォローアップを行っています。
心不全が悪化する(=体にお水が溜まる)時、以下のような原因があります。
・薬を飲み忘れる
・塩分をとりすぎる
・過労や運動不足
・喫煙、お酒の飲みすぎ
・感染(かぜ、肺炎など)
このように、日々の生活の中にひそむ原因は多くあります。また、心不全が悪くなったにもかかわらず我慢して受診しないと、緊急で入院が必要になるほどひどくなることがあります。
毎日の体重や血圧、ご自身の体に心不全悪化のサインが表れていないかチェックする習慣は、異常の早期発見や対処につながります。
いくつかの注意ポイントやコツを知っておくことで、心不全とうまく付き合いながら、生活を楽しむことができます。聖路加国際病院では入院中からそれらの指導を少しずつ行っています。
看護外来では、退院後ご自身の生活に戻られてから、これらの注意ポイントやコツを生活に組み込むことができているか、困難に感じていることはないか、不安なく過ごされているか…などを伺いながら、療養生活を支援します。少しでも体調の変化があった場合に相談できる窓口としても役立っています。
慢性心不全看護外来で行っていること
- 症状に関する相談支援
- 血圧や体重の変動を確認し、心不全の悪化を早期に発見
- 慢性心不全と上手に付き合うための生活習慣に関するアドバイス
- 薬の服用忘れを防ぐための指導
- 家族や住環境を考慮した生活の調整に関するアドバイス
みなさまお一人おひとり年齢も生活環境も様々です。社会のサポートをうまく使うことで、心臓に優しく、ご本人や支えるご家族の不安を軽くできる場合もあります。
皆様が安心して苦痛なく日々の暮らしを送られますよう、一緒に考え支援いたします。